<命がけで生きている時ほど生への重みを感じることができるかもしれない>






「生きてるって素晴らしい。人生って素晴らしい」

ジャン「・・・?どした?? 唐突に生への賛歌なんて、魔族に精神攻撃してるの??」

「んー・・・いやあさ。自分に不似合いなセリフだなーと思って・・・で、試しに言ってみたら、・・・・やっぱ似合わなすぎたわ」

ジャン「そんな自分への自虐行為しなくても」

「こんなセリフが似合う奴、世の中にいるのか??」

ジャン「探せばいるんじゃね?? ・・・・あー・・・・ソウネ、どっかのジャンキーさんあたりとか」

「意味が違うだろ」

ジャン「ナイスツッコミありがとうございまーす。 まあそれはおいといて、俺らなんて一生似合わないかもね〜」

「コーサノストラの未来は真っ暗ってか?」

ジャン「まあベッドで安らかに、とはいかないわな」

「やな職業だな」

ジャン「ごもっとも。 ま、俺はそれまでみんなでバカやって生きていけたら御の字かな」

「オレは・・・・・・・・うん。オレも、そうできたらいいな」






























<命がけで生きている時ほど(ry 2>






ジャン「やっべ、やっべ!! やべええええっっ!! うわマジ助かった!逃げられて!マジ!アリエネエ!!」

「こ・・・今回は、本気で死ぬかと思った・・・なんだよあれ。信じらんねぇクソ。なんで個人であんな殺戮兵器持ってんだよっ」

ジャン「うわーーー!!うわっ!!! 興奮が治まらねぇ・・・・生きてて良かったぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

「あ・・・・・・・」

ジャン「へ?! なに??」

「いや、生きてて良かったって、思う瞬間があったもんだから。つい」

ジャン「は!? え? ・・・・・・・・ああ、・・・・そういや俺今叫んだ?」

「こうやって死ぬ目に会うたびに、生きてることに感謝するんだなあ」

ジャン「いや、・・・・俺嫌だわ。 そんな死地迫る生への賛歌」

「オレだってヤダ」

ジャン「どうせならこの泥だらけをあっつーいシャワーで洗い落として気持ちよく言いたいもんだぜ」

「そうだなーその後キンキンカッチカチのジョッキ煽ってだらだらしたら最高」

ジャン「うわっ 楽園!?? よし、早く帰るぞ!」

「おうとも!」